母乳が出やすくなる習慣

illust4264thumb

母乳が出ない

母乳を与えたいのに、思うように母乳が出てくれない。
そんな悩みを抱えているママは少なくありません。
出産を終えるとホッとしますが、育児はここからはじまります。
赤ちゃんにとって母乳は大切ですから、母乳が出やすくなる習慣を心がけたいですね。
よく、『おっぱいが小さいから母乳の量が少ない』なんていいますが、実はおっぱいの大きさと母乳量はまったく関係ないといわれています。
そのため、おっぱいが大きくても母乳の量が少なく悩んでいる方はいます。

おっぱいの大きさと母乳の関係

そもそも、おっぱいは妊娠をするとどんどん発達していきます。
個人差はありますが、なかにはバストが2~3カップアップする方もいるといわれています。
妊娠前のバストサイズは脂肪の量が関係していますが、妊娠してからのバストサイズは乳腺が関係しています。
そのため、出産をするとサイズダウンする方も少なくありません。

ただ、母乳の量と乳腺の発達は関係しています。
ですから、母乳がしっかり出る方は、乳腺がしっかり発達している証拠です。
完全母乳で育てたいという方は、乳腺が発達する習慣を心がければ良いというわけなのです。

母乳が出やすくなるためには

赤ちゃんがおっぱいを吸うと、刺激がママの脳に伝達します。
そうすると、プロラクチンとオキシトシンというホルモンが活発になります。
この2つのホルモンは、乳腺組織で母乳を作り、作られた母乳を外へ押し出す働きがあります。
ですから、少しでも母乳の量を増やすためには、頻繁に赤ちゃんに吸わせるようにすると良いでしょう。
ホルモンがどんどん分泌され、母乳が出やすくなるからです。赤ちゃんがおっぱいを欲しがったら、何回でも授乳してみてくださいね。

もちろん、母乳の量を増やすためには、おっぱいを頻繁に吸わせるだけではありません。
生活習慣も大事になりますから、水分や栄養バランスをきちんと摂り、睡眠不足にならないようにしましょう。
脂っこい食事や甘いものばかり食べていると、乳腺は発達せず母乳が出にくくなるので気をつけてくださいね。

最近は、母乳の分泌を助けるお茶も増えています。
代表的なお茶は、たんぽぽ茶です。
体を温め、冷えを改善してくれます。
カフェインも入っていないので、安心して授乳中のママでも飲むことができます。

残った母乳はどうすれば良い?

残った母乳も、母乳の量に関係するといわれています。
すべての赤ちゃんが母乳を飲み切るとは限りません。
皆さんは、残った母乳はどうしていますか?母乳を出やすくするためには、残った分は自分でしぼって出し切っておきます。
こうすることで、次に授乳するときに新鮮な母乳を用意できるので、母乳も出やすくなります。