子育て上手になるには

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子育て上手になる3つのコツ

上手に子育てするためのコツには大きく分けて3つあります。
まず1つめは、日常生活と勉強をリンクさせることです。
どういうことかというと、学校や幼稚園などで学んできたことを、意識的に日常生活へ応用させるということです。
これによって、学習内容を強く定着させ、将来社会に出た時に必要となる、応用力と思考力を鍛えられるのです。

たとえば、学校で足し算や引き算を勉強している時期に、子供にお使いを頼みます。
あまり品数が多いと暗算が難しいこともありますので、出来るだけ品数は少なくし、予算の中で頼んだ品物だけでなくおやつを買ってもいいとしたり、お釣りでは硬貨が出来るだけ少なくなるようにお願いしたりして、子供が考えながら買い物をするようにします。
まだ学校で教わっていなくても、普段から少額のお金を持たせて実際に買い物をさせることで、数の概念が見に付きやすくなりますので、早くから挑戦させてあげると良いです。
他にも、時間や時刻については苦手な子供が多いので、日常生活の中でスケジュール管理を自分でやらせてみたり、実際にやったことと時間を合わせて記録させてみたりすることで、時計で時間を見ることを覚えさせることができます。

ポイントは、子供が楽しみながら基礎学力や応用力を高めることができるような工夫をする、ということです。

2つめは、ほめ上手になることです。
1日の中で子供を叱る回数より、ほめる回数が多くなるように心がけるということです。
そして、ほめる時にはほめることに徹し、もっと頑張ればもっと良くなる、というような更に努力を求めるような言い方は避けます。

3つめは、自分に矢印を向けることです。
どういうことかというと、たとえば子供がやるべきことがあるのに集中してやらない、正しい生活習慣が見につかない、などの理由を子供の責任にしないということです。
本人に原因があることも多いですが、だからといってそれについて叱っても、本人のやる気がなくなってしまいます。
ですから、自分自身に矢印を向けることで、自分がその問題を解決するために何ができるのかを考えるのです。
たとえば、子供が集中できないのであれば、その理由を考え、原因となるものがある場合はそれを取り除いてあげるようにします。
このように、子供に出来ないことがある時、出来るように考えて実行してあげます。

焦らずゆっくりと

子育ては親の思い通りにはならなくて当たり前、と思っていた方が良いものです。
子供を焦らせてしまったり、プレッシャーをかけたりしても、子供のためにも自分のためにもなりません。
また、自分が焦っても良い結果が出ないものです。
心にゆとりを持って子供と向き合い、子育て上手になりましょう。